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業務中に仕事に拒否反応が出て手が付かない場合

朝はなんとか出社できた。PCを立ち上げ、メールを開き、今日やるべきことを確認する。
でも、いざ手を動かそうとすると、体が動かない。頭が真っ白になる。そんな日がありませんか。

「やらなきゃいけない」のに、「やりたくない」が体を支配してしまう。
まるで心と体が別々の方向を向いているような、そんな状態。
それは怠けでも甘えでもなく、心のSOSサインです。

 

 

 


■ なぜ「拒否反応」が起きるのか

仕事への拒否反応は、心が限界を超えたときに出る自然な反応です。
人間の脳は、「危険」や「ストレス」を感じると、それを避けようとします。
たとえば、嫌な上司の顔を思い出しただけで胃が痛くなる。
メールの通知音を聞くだけで胸が苦しくなる。
これは体が「もうこれ以上は無理」と警告している証拠です。

特に最近は、常に「効率」「成果」「スピード」を求められる時代。
頑張り屋の人ほど、心の疲労を感じる前に自分を追い込みがちです。
その結果、体がブレーキをかけるように「拒否反応」を起こすのです。


■ まずは「今の自分を責めない」

この状態のとき、一番やってはいけないのは「自分を責めること」。
「情けない」「社会人失格だ」「みんな頑張ってるのに」
そんな言葉を自分に向けてしまう人は多いですが、それが一番心をすり減らします。

心が動けないときは、体も動きません。
「心のバッテリー」がゼロの状態で、さらに無理して動こうとすると、完全に壊れてしまいます。
まずは「今日は調子が悪い」と素直に認めましょう。
風邪のときに無理をしないのと同じです。心が疲れているときも、同じように休息が必要です。


■ 今すぐできる「リセット」の方法

業務中にどうしても手が付かないときは、ほんの少しでいいので「現実」から距離を取りましょう。

  1. 席を立って、少し歩く。
    トイレでも給湯室でもいい。数分でも、環境を変えると呼吸が整います。

  2. 深呼吸を3回する。
    ゆっくり息を吸って、長く吐く。脳に酸素が回るだけで、気持ちが少し落ち着きます。

  3. やるべきことを紙に書き出す。
    頭の中がごちゃごちゃしていると、「何もできない」気分になります。
    書き出すことで、整理され、少しだけ前に進めることもあります。

  4. 誰かに話す。
    同僚や信頼できる人、あるいは外部の相談窓口でも構いません。
    言葉にすることで、自分でも気づかなかった「本当の疲れ」が見えてくることがあります。


■ それでも無理なときは「一度止まる」勇気を

人は、「止まること=悪いこと」と思いがちです。
でも、止まることは次に進むための準備でもあります。
エンジンを冷やさず走り続けた車は、いつか壊れます。
人も同じです。
「今日は無理だな」と思ったら、いったん業務を中断してもいい。
上司に「体調が悪い」と伝えて早退するのも立派な判断です。
その1日が、あなたを守るかもしれません。


■ 「また動ける日」は必ず来る

どんなに心が止まってしまっても、不思議とまた動ける日が来ます。
それは、少し寝て、少し食べて、誰かと話して、ほんの少し笑えた日の翌日かもしれません。
仕事を続ける意味を見失っても、それは一時的な霧のようなものです。
焦らず、無理せず、「今日を生きる」ことだけに集中してください。


■ 最後に:あなたの頑張りは、誰かが見ている

仕事に拒否反応が出るほど頑張ってきたあなたは、すでに十分努力しています。
どんなに小さな一歩でも、それは生きている証です。
「今日はできなかった」ではなく、「今日もなんとか過ごした」と言い換えてください。
その積み重ねが、やがてあなたをまた前へ進ませてくれます。

どうか、今日ぐらいは自分に優しくしてください。
あなたが壊れてしまっては、どんな仕事も意味を持ちません。
大丈夫。止まっても、また動けます。
焦らず、呼吸を整えながら、一歩ずつでいいんです。

 

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